あなたがここにいたら(私の中の春馬くんのこと)

文章にするかも公開するかも迷ったけれど、あの日以降自分の人生も大きく変わっていっている感覚があるので、自分のために、自分の中の彼への気持ちのために書いておきたいと思います。

そして文章にしたものはやはり読んでもらいたいので公開もいたします。

 

 

4週間が経とうとしています。

 

その期間が長いのか短いのか私にはわかりません。そろそろ忘れろと言われる期間なのでしょうか。

ただ、この文章を書くには私には4週間の時間が必要だったというだけです。

 

 

私が最後に彼を生で見たのは、結果的に3月27日(金)の舞台「ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド」の千秋楽になってしまいました。

 

皆さまどうぞ生き延びて、また劇場でお会いしましょうね。 ご自愛くださいませ。

『ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド』考察 - 切り裂く興奮で呼び戻す君よ

 

私は4月に書いたこの言葉を、舞台上の出演者の方たちへも、それを支えていたスタッフの方たちへも、観客の私たちへも、あの空間を共にした全員へ向けて祈りを込めて書いたのです。

まさか、同じ記事の中でこの直前に書いた「祈りの言葉がすべて届くわけではない。」という言葉に刺されることになるとは、露ほども思っていませんでした。

それでも私はあの時見た彼の姿が嘘だったとはどうしても思えません。

 

 

あの日以来私の世界は壊れてしまったようで、ふっと「ああ、あれが楽しみだな」(それはシングル発売に伴うテレビ出演だったり9月からの連ドラだったり、予定されていたライブだったり年末の舞台だったり)ということが頭に浮かんでは、それらを見ることはもう叶わないのだということも同時に思い出して不思議な感覚になります。

私の日常には今までも当たり前に彼がいましたから、事実を認識しているはずなのにどこか嘘みたいな感覚が抜けません。

 

 

最初に聞いた時は反射的に「生きててほしかった」と思ってしまいました。

三浦春馬”を全部捨てても生きててほしかった。

彼の命がなくなるくらいなら、私はその方が良かったです。

三浦春馬”としてのキャリアを終わらせてでも、世界のどこかで生きていてほしかった。上に書いたのと同じ「新しい仕事が見られなくなる」状況でも、今の状況よりはその方がよっぽどいいです。それは今だから思うことなのではなく、きっとその状況になっても受け入れることができていたと、私自身は感じています。

でも、いろんな事情でそれを選ぶことが難しい状況もあるのだろうなあということも、まあ何も知らないのですけど、漠然と想像はできます。

三浦春馬”を、まだまだ未来がある、綺麗な形のままで終わらせてくれたのだなあということもわかります。それはきっと”三浦春馬”を愛する私たちのために。

 

 

彼について何を知っていたのでしょう。

私は完璧に優秀なファンというわけではなかったと思います。

好きになったのは「ごくせん」の時、それから12年ずっと好きでしたが、舞台やイベントなどのいわゆる”現場”に行くようになったのはここ5、6年ほどのことで、それでもたくさんのものを与えてもらいました。

(と、ここで思い出をたくさん書いてみたのですが、この文章の趣旨とはちょっと違うかなあと思ったので割愛します。)

私の少し先の年齢を、彼がきらきら光りながらずっと走っていて、それが高校生の頃からの当たり前で、彼の存在や活動はずっと私の人生の指標の中の1つでした。

 

 

私が見てきた印象として、彼は優しくて美しくて繊細でタフな人です。そして何を考えてるのかわからなくて不思議でキュートな人。

たしかにとんでもない好青年で誰に対しても優しくて、パフォーマーとしてのスキルも全ての分野で飛び抜けていて、物凄い努力家で、信じられないくらい美しい容姿を纏っていて、でも何を考えているのかよくわからない、完璧に理解しきれない、掴みきれないところが凄く面白くてその全部が大好きで、今までの12年ずっと大好きだったけどこれからも大好きだろうなあと感じています。

 

何を考えているのか、最後までわからなかったけれど、きっとわからなくていいことなのだろうとも思います。

どれほどの苦しみだったのだろう、そういった感情を想像することはできますが、私は彼ではないし、(たとえ外的な事情を具体的に知ることができたとしても)あくまで想像は想像の域を出なくて、きっと真実はこの世界の中にはどこにもなくて、彼だけが持っているのだろうと思います。

彼がそれを言葉にすることを選ばなかった、この世界に置いていかなかったのなら、私にできることはただ起こった事実を事実として受け止めて、悲しみと喪失感と、変わらず大好きな気持ちと寄りそって生きていくことだけです。

 

彼が、私たちファンのことを愛していなかったとも、仕事を愛していなかったとも、彼の周囲の人たちのことを愛していなかったとも、私は思わないですし、私たちファンや彼の周囲の人からの愛が足りなかったとも思わないのです。

それらが及ばなかったから今回のことが起きた、私たちや周囲の人が何かをしていれば防げたという類のことでもないように感じています。それは薄情なのでしょうか?

でも彼は今でもたくさんの愛に囲まれているし、彼自身からも私はたくさんの愛をもらってきたのです。

 

ファンのことを愛していない人が、接触イベントやSNSや舞台やライブイベントであんなに信じられないくらい優しい対応をするのでしょうか?

仕事を愛していない人が、あれほどストイックに身体を作り上げたり、自分のパフォーマンスの向上のためにあれほど様々な努力をするものなのでしょうか?

芸能界でもたくさんの人が今でもこんなに悲しんでいて、近くにいた人や事務所の人たちの悲しみは目も当てられないくらいで、そんな彼らからの愛が足りなかったということがあるのでしょうか?

”私には理解できないくらいの”優しさと繊細さ、の両方を持っている彼だからこそ、仕事や周囲の人やファンを心から愛する気持ちと、何かに悩み苦しんで今回のことを実行に移してしまった気持ちが、彼の中で何の矛盾もなく共存しているのだろうと、そう強烈に信じられているのかもしれないですね。

 

それは彼が今まで私に見せてきてくれた”三浦春馬”としての姿を信じて、愛しているからです。

それはそう信じられるようにずっと真摯に振る舞ってきてくれた彼の努力の賜物です。

例えば全部が嘘だったとしても、それを暴くことに何の意味があるのでしょうか?(まあ、ごめんなさい、私はその可能性を1ミリも考えていないくらい信じているのですけど。)

大好きな彼が「自分をこういう人物として見て欲しい」と振る舞っていた姿を信じることが、私から彼へ返すことができる愛だと感じています。

 

 

私はこれからもきっとずっと彼のことが好きなので、

ミョウガを見ては彼のことを連想して悲しくなったり(一時期健康を追求するあまり毎朝丸かじりしていたのが凄く印象強くて笑)(あんなに健康に気を使って大切に整えていた自分の身体を傷付けなければいけないのどんな気持ちだったんだろう)

他の俳優さんの活躍やハッピーなニュースを見ては同時に彼のことを思い出して悲しくなったりしてしまうでしょうし、

彼がいないエンターテインメントをまた愛することができるのかという不安も拭えませんし、(きっと今までと全く同じようには無理でしょう)

あんなに優しくて美しくて繊細でタフな人が生きていけなくなった世界で、私はこの先何十年も生きていかなければいけないということ、

彼がいない世界を生きていかなければいけないということ、

もう彼に会えないということ、

全てに絶望を感じていてそれらとどうやって付き合っていけばいいのかは未だによくわかっていませんが、

 

世間の人が彼を忘れていってしまうのは悲しいですし、

彼が世間的に悲劇の人として残っていってしまうのは悔しいです。

彼の輝きを、素晴らしさを、できればそれだけを知って覚えていてほしいです。

 

そして、彼が愛したもの、彼が守ろうとしたもの、彼が心血を注いで作り上げたものを傷付けないでほしい。

 

私の願いはこれです。そのためにこの文章を書いて、公開しました。

 

 

ということで、ここに彼の今後の出演作のオンエア情報などを記載しておきます!!

私たちはまだまだ知らない三浦春馬を知ることができるし、今からでも彼のファンになれる!

(こちらのアカウント( 【非公式】🌸🐎三浦春馬info🐎🌸 (@harumamiura_fan) | Twitter )の情報を参考にさせていただきました。)

 

 

【地上波】

●8/15(土)19:30~20:50 NHK ドラマ「太陽の子」

www.nhk.jp●8/20(木)22:30~23:20 NHK「世界はほしいモノにあふれてる」(8/24(月)25:00)

●8/27(木)22:30~23:20 NHK「世界はほしいモノにあふれてる」(8/31(月)25:00)

●9/15(火)22:00~ TBS ドラマ「おカネの切れ目が恋のはじまり」スタート(4話完結)

 

【CD】

●8/26(水) 2nd Single 『Night Diver』発売

www.a-sketch.com

 

CS放送WOWOW

●8/24(月)14:25〜 WOWOW「SUNNY 強い気持ち・強い愛」

●8/24(月)16:25〜 WOWOW 連続ドラマW 東野圭吾「ダイイング・アイ」※一挙放送

●8/15(土)深夜3:00〜 TBSチャンネル1 映画「クローズZERO II9/13(日)深夜3:20〜、9/22(火)20:00〜)

●8/15(土)17:05〜 ファミリー劇場 ドラマ「14才の母」※一挙放送

●9/15(火)18:45〜 WOWOW 映画「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」

●9/22(火)11:00〜 TBSチャンネル1  ドラマ「ブラッディ・マンデイ シーズン2」※一挙放送

 

【雑誌】

●8/12発売 「+act.9月号」(『日本製』 6月下旬に行なわれたインタビュー)

●8/12発売 「NHKウイークリーステラ 2020年 8/21・28合併号」(国際共同制作 特集ドラマ 太陽の子)

●8/20発売 「キネマ旬報2020年9月上旬号 No.1847」(追悼記事)

 

【その他】

ワニブックス「日本製」「日本製+Documentary PHOTO BOOK 2019-2020」発売中

paravi オリジナルドラマ「tourist ツーリスト」

○2021年公開予定 映画版「太陽の子」

○2021年公開予定 映画「ブレイブ ‐群青戦記‐」

○公開未定 映画「天外者」

 

shuya9174.hatenablog.com

 

 

 

 

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最後に蛇足ですが、

私と彼の間の関係には、私が認識していることしか存在しないですし、ファンとアーティストの関係というのはそういうものだと、私はもともと考えています。

恋愛ゴシップなどとも私はそういう付き合い方をしてきましたが、公式から出された情報以外は私が認識しなければ存在しません。それはこの状況になっても同じことです。

私の中の彼への気持ちが揺らぐくらいならそれは認識しなくていいことだし、それが私の中の真実。ずっと変わりません。

私は春馬くんのことをこれからも変わらずずっと愛しています。

 

ハンサムライブに興味はあるけど何から見ていいかわからない三浦春馬ファンのための記事

はい!タイトルの通りです!今回の記事ではそれ以外触れません!

 

そしてこれは、8/6(木)に行われるライブビューイング『Amuse presents「SUPER ハンサム LIVE 2012」SUPER PREMIUM VER.』ダイレクトマーケティング記事でもあるので、マジで何から見ていいかわからない人はとりあえずそれから見てください!!!!!(前日に書くなって話なんですけど)急いで!!!!!

 

『Amuse presents「SUPER ハンサム LIVE 2012」SUPER PREMIUM VER.』

2020年8月6日(木) 19:00開演

※映画館、ライブ動画配信サービス「PIA LIVE STREAM」で同時刻から配信・上映。

いずれも2,500円。

https://liveviewing.jp/statics/lvfes-handsome2012/

 

三浦春馬佐藤健賀来賢人神木隆之介吉沢亮!全員が歌って踊ってるところが見られます!

上映会場は上記の公式サイトでチェック!!

すでに同じ内容で4回目の上映のため、さすがに上映会場が減ってきてしまっているので、今回は配信が手を出しやすいかも?

私もすでに映画館で2回見ましたが、明日は配信で見まーす!

 

 

この記事は、

「春馬くんが事務所の仲間たちと一緒に年末に歌ったり踊ったりライブしてたのは知ってるけど、DVDもたくさん出てて何が何やら…💦どれから見ていいかわからない…💦」

という方向けの、「ある程度「ハンサムライブ」の存在は知っているけど今まで触れてこなかった春馬ファン」向けのニッチな記事なので、そもそもの「ハンサムライブ」の解説は今回はしません。

アミューズ?ハンサムライブ?何それ?って人はこれ読むの止めてまずはググってきて!

追記:他の方のツイートですが、わかりやすいので勝手に引用させていただきます!

 

 

それではどのDVDでどれくらい春馬くんが見られるか書いていくので、参考にしてくだされば~

(私は他にも推しがいるのもあって、ここに記載していないものも含めてハンサム関連の円盤は全て所持していますが、今回は完全に「春馬くん目当て」としての目線のみで、彼の映像が収録されているもののみ書き出しています。)

 

 

①予習+復習サウンドトラック「THE HANDSOME SHOW」スペシャルプライス版

www.asmart.jp

冒頭で紹介したライビュも2012年の映像なんですが、この時って改めてそれぞれユニットを組んでオリジナル曲をたくさん作った年なんですね。

詳しくはこちらの、当時の事前ガイド番組を見ていただくとわかりやすいかと!

www.youtube.com

(あっこちらのハンサムのyoutubeチャンネルにも、春馬くんが出演してる動画が2011年~たくさんあるので、もし見てない方がいたら見てくださいね。)

 

そんなそれぞれのユニットの持ち歌5曲+全員・複数メンバーで歌う7曲、計12曲のオリジナル曲が収録された2012年予習CDと、2011年のライブ映像が3曲分収録された復習DVDのセットになります。

映像の3曲(「DEAR MY GIRL」「無礼講!!!」「一人じゃないからね~僕らの夢と希望~」)も全てオリジナル曲です。(3曲ともFLOWのTAKEさん作詞作曲)(事務所パワー!)

 

春馬くん目的で述べると、いずれは購入して見てほしいんですが、でも最優先で買う円盤ではないかな~という感じです。でもいずれは買ってください!笑

あとこちらは再販版で、2012年当時に発売されたものとは少々形態が違うようですが、収録されている映像は同じです。(後の②③④も同じく再販版)

 

 

②予習+復習Soundtrack2013「LAUGH & PEACE」スペシャルプライス版

www.asmart.jp

こちらは2013年の時に作ったオリジナル曲2曲の予習CDと、2012年のライブ映像9曲が収録された復習DVDのセットになります。

春馬くんがハンサムライブにメインで出演していたのは2012年までなので、こちらのCDの楽曲には参加していません。

ですが!2012年のライブ映像!とにかく2012年はハンサムライブとして伝説の年なので!こちらは絶対に見てください!

最初に購入するならこちらかな~~という感じです。

 

 

③予習+復習Soundtrack2014「EVER LASTING STORY」スペシャルプライス版

www.asmart.jp

こちらは 2014年の時に作ったオリジナル曲2曲の予習CDと、過去のライブ映像の復習DVDのセットです。CDの方は②と同じく春馬くんは参加していません。

2014年はハンサムライブが10周年の年ということで、復習DVDは過去の様々な年から映像がピックアップされていまして…

 

M1.ベストスマイル(過去の公演の様々なシーンのダイジェストと、同曲の2012年ライブ映像)
M2.Brand New World(2013年ライブ映像)
M3.Feel The Same(2013年ライブ映像)
M4.BANG!(2013年ライブ映像)
M5.With You(2013年ライブ映像)
M6.PARTY RIDE(2012年ライブ映像)
M7.So Free!(2012年ライブ映像)
M8.DEAR MY GIRL 2011(2011、2012、2013年の同曲のライブ映像。2012と2013のシーンが多め)(曲タイトルは2011なのに?!ややこしい!)
M9.一人じゃないからね~僕らの夢と希望~(過去の公演の様々なシーンのダイジェスト)
M10.Never Let Go!(この年の新曲MV)

 

となっております!

春馬くんの映像が収録されているのは、太字にしたM1、6、7、8、9の5曲ですね。

(正確に言うと2013の映像のどれかにも一瞬、衝撃的な姿で映っているのですが…笑)

②の円盤と比べると少なく感じてしまいますが、M6「PARTY RIDE」とM7「So Free!」が、個人的にハンサム楽曲の中でも特に好きな曲2つなので見てほしいです!元気になるオマツリ曲と爽やかなアイドルっぽい曲!(※個人の印象)

 

 

④復習DVD「BOYS, BE HANDSOME!!!」スペシャルプライス版

www.asmart.jp

こちらは2014年のライブ映像を、カット曲はありつつ1本のDVDとしてまとめた形のものになります。なので春馬くんは出演はしていません。(ちなみに健さんも)

ですが、【Disc-2】にそれまでの全メンバーの過去映像がダイジェストで収録されていて春馬くんの映像もあるので、こちらはお金に余裕があって、他のメンバーにも興味があれば、買ってもいいかな~という感じです。

先述したように2014年はハンサムライブ10周年の年だったので、ライブの雰囲気も洗練されていて、春馬くんが出ていなくても、ハンサムライブの全体の雰囲気がどういうものか知りたい~という方にはおすすめです。

(ちなみに私はこの年に初めて参加してハンサム全体に落ちました。それまでは春馬くんしか見えてなかった)

 

 

⑤初回限定生産盤「特製アウターケース付」15 th Anniversary SUPER HANDSOME COLLECTION 「JUMP↑」

www.asmart.jp

ハンサムライブは今年の2月に開催された公演が最新で、15周年を迎えました。

④でメインで参加していたメンバーも、スケジュール等の事情から今はもうほぼ出演が難しくなっていることもあって、新しい世代の”ハンサム”たちが2012年の時のようにユニットを組んで、新しくオリジナル曲を作りました。

その新世代の新曲+過去のオリジナル曲の再収録+今はメインで出演していない”レジェンド”メンバーも参加した新曲、が収録されているCDと、

新曲のMV2つ+過去曲「無礼講!!!」のライブ映像ダイジェスト、が収録されているDVDです。

春馬くんは、レジェンドメンバーとして新曲とMVにも参加しているので、余裕があれば是非購入してください~。

「春の花」、良い曲です。冒頭で紹介したライビュでも、最後になんとこの曲が…

 

 

⑥15th Anniversary SUPER HANDSOME LIVE「JUMP↑with YOU」Blu-ray 通常版

www.asmart.jp

前述しました、今年2月に開催された2日間のライブをカット曲なしで(!)収録したBlu-rayです。(遂にBlu-rayに!)

全編オリジナル曲でセットリストが構成されているため、カットする必要がなくなったんですね。すごい!俳優とは??

春馬くんは事前に出演告知がされていませんでしたが、1日目にサプライズで出演しました。

(余談ですが、ある程度予想はついていたものの、私は当日その場に居合わせて崩れ落ちました。)

久し振りにハンサムに戻ってきて、嬉しくてたまらないという感じで、今まで見たことないようなとろける笑顔で笑っている春馬くん、是非見てほしいです。

 

 

 

 

最後に再度ライビュの宣伝です!!!

 

『Amuse presents「SUPER ハンサム LIVE 2012」SUPER PREMIUM VER.』

2020年8月6日(木) 19:00開演

※映画館、ライブ動画配信サービス「PIA LIVE STREAM」で同時刻から配信・上映。

いずれも2,500円。

 

↓上映会場は下記の公式サイトでチェック!!

https://liveviewing.jp/statics/lvfes-handsome2012/

↓配信の購入はこちらから!

https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2062605

 

2012年のライブ映像が収録されているのは②③ですが、そちらにも収録されていない楽曲、映像がたっくさん見られるので(主にオリジナル曲ではないカバー曲)、お時間許せば是非見てください!!!これを逃したら次はいつ見られるのかわからない!!もう見られないかもしれない!!嫌だ!!アミューズさんに再円盤化のご要望送ろう!!!

特に「ラブファントム」は賀来賢人三浦春馬のおたくはなんとしても絶っっっ対に見て!!!!!

追記:セットリストの参考として最初にこちらの方のツイート( きな抹茶 on Twitter: "カットされてたのってこんな感じだよね?? )を勝手に引用させていただきましたが、セトリ画像が春馬くんが出演していない追加公演時のもので、参加メンバー表記が少しややこしいかな?と感じたので、参考にさせていただきつつ自分のツイートで改めて記載させていただきます。

 

 

まとめとして、春馬くんがハンサムライブで過ごしてきた時間、を理解するために今の時点で最もオススメのルートは、

明日8/6(木)の2012ハンサムライビュ/配信を見て、⑥の最新のBlu-rayを購入することです!

ライビュ/配信を逃してしまった方は②③と⑥の円盤を買いましょう!とにかくまずは2012年と2020年!

余裕ができたら今回紹介したものは全部買いましょう!笑

以上です!

明日のライビュ/配信でまた”ハンサム”としての春馬くんを知る人が増えたら嬉しいな~~~ よろしくお願いします!!!

(何かわからないことあったら聞いてください!私のTwitterまで!)

 

『ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド』考察

●はじめに

推し(三浦春馬)と推し(平間壮一)が10年ぶりの共演、

しかも東宝ミュージカルで2人ともプリンシパル

しかも巨匠アンドリュー・ロイド・ウェバー日本初演作品、

しかも、いつか推しの出演作で通ってみたいと常々思っていた大好きな日生劇場での上演、

ということで、情報解禁があった時からずっとずっと楽しみに待っていた作品、『ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド』。

その上演期間中の日本がまさかこういった状況になっているとは、本当に、去年の12月の段階ですら想像もしていなかったのだけど、運良く、と言うか、執念と言うか、

11公演中の7公演(2人が揃う回の全6回+もう片方のダブルキャスト1回)を観劇することができたので、そのせめてもの記録として、何よりも自分のために、観劇して考えたこと、感じたことを書いていきます。

ネタバレたくさんです!めちゃくちゃ長くなっちゃった!

あとくれぐれも個人の解釈なのでこれが正解とか言いたいわけじゃないです!!

 

 

●あらすじ

1959年ルイジアナ。脱獄した一人の「男(ザ・マン)」(三浦春馬)は命からがら、ある納屋に身を潜める。偶然彼を見つけた少女スワロー(生田絵梨花)は、彼をイエス・キリストの生まれ変わりだと信じ、「死んだお母さんにもう一度会いたい」とお願いする。その願いを打ち明けられたザ・マンは、汚れなき瞳を持つスワローに自分の本性を打ち明けることができず、キリストとして過ごすことになる。日々を過ごす中でスワローは次第に彼の正体に気づき始め、2人は男を追う街の人々との騒動に巻き込まれていく・・・(公式サイトより引用)

STORY | ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド ~汚れなき瞳~ 2020年3月上旬上演

 

●ダイジェスト舞台映像


『WDTW』ダイジェスト舞台映像

 

 

 

●エイモスについて

ダブルキャストを両方観て驚いたんですけど、東啓介くんが演じたエイモスとは随分印象が違ったので、私は平間壮一エイモスを主軸として感想を書いていきますね、と念のため注意書き。

 

平間エイモスの印象は、ヤンチャな田舎ヤンキー。ちょっと女関係にだらしなくて、若くて青くてどうしようもないやつ。

でも自分なりの信念みたいなものは持っていて、閉鎖的なこの町も、その空気を作っている大人たちも、くだらなくて腐ってると思っている。早くここから抜け出したいというフラストレーションばかりが募る。

なんとなく流れで付き合うことになった(劇中にそういった描写はないのですが平間エイモスはそういう印象でした(笑))キャンディとはそんな苛立ちのエネルギーで共鳴しているのだけど、幼馴染のスワローへの思いも忘れられなくて、はっきりしなくて、そのせいでキャンディを傷付けて怒らせてしまって、スワローの秘密(ザ・マンを匿っていること)が暴かれてしまう………

という、推しが演じる役ながら初めて観た時は、「いや、エイモスが悪いよね?!?!!」という感情も抑えきれなかったなかなかなクソ野郎くん(笑)

 

そんな感じもあって少しわかりにくいのですが、エイモスはこの作品の中では光なんですよね。

 

一つは、キャンディにとっての光

黒人のキャンディを、黒人だから、という理由で遠ざけずに1人の人間の女の子として対等に扱っていること。

勉強不足で申し訳ないですが、あの時代のあの場所で自然にそういった態度を取れる白人男性は、かなり珍しい価値観を持っていると言えるのではないでしょうか。

その辺りに関しては、こちらの方のブログに詳しく記載があります。(勝手にリンクすみません)

note.comエドワードが黒人だということも、キャンディへの激しい忠告、ブーン家・農場の使用人のような感じで働いていること、保安官からの扱い等から見るに、確実だと思います。

(特に郷本さんが演じてらした保安官はキャンディへの扱いも酷かったので、強烈な白人至上主義者なんでしょうね。)

 

どうしようもないやつだけど、大人たちの差別意識に流されず、自分の感覚を信じて判断することができるエイモスだからこそキャンディを救える。

そのことが大事なのだと思います。その人でなければ救えない存在があるということ。

 

エイモスの光、もう一つは、ザ・マンが焦がれる光

ザ・マンが生きていくうちに失ってしまった、人生の可能性をまだ持っている存在。それがエイモス。

エイモスがどうしようもないやつであればあるほど、「それでもこの若者にはまだまだ長い将来があって、この先の人生をどうとでもできる可能性を持っている」ということが強調されます。(余談ですが私は、エイモスとキャンディが18~19歳くらい、スワローが16歳くらい、ザ・マンが20代後半~30代前半というつもりで見ています。)

ザ・マンは、エイモスが「若い時期は今しかない、チャンスを逃すな」と言いながらスワローに迫る様子を納屋から覗き見て、自分が失ってしまった人生の可能性、光を強烈に思い出して苦悶します。

 

以下はその場面「キス(A Kiss Is a Terrible Thing to Waste)」の歌詞の、聴き取れて覚えているフレーズの書き起こしです。(()部分は記憶に自信がなかったり、聴き取れなかった、または思い出せない部分なので、もし覚えていらっしゃる方がいたら教えていただけると大変喜びます…。)

 

エイモス「夜の帳に俺を呼ぶ声 (なぜこうなる?なぜこうした?)」

ザ・マン「夜の帳が俺を狂わす なぜやらずに なぜ叶えなかった

(失くした光) 歪んだ真実 巻きつく鎖 ()言葉」

2人共通「人生なんて後悔だらけ なぜこうなる なぜこうした」

「寂しい言葉だぜ もしそうなれたなら

虚しいだけの言葉 俺()」

「「今より若くはなれない 今この時があるだけ」」

スワロー「自分がわからない」

エイモス「チャンスを逃せばツケを払う羽目になる 俺を信じて 信じて」

「キスが扉開けるだろう」「今がその時なんだ」「見つけてくれ (ちゃんとお前の答えがある)」

ザ・マン「傷付けたら殺す」「あの子に頼んだ」「忘れないでその君を」「飛び出せたなら」

エイモス「味わったことのない喜び待ってる 無邪気すぎるキスが扉開けるだろう」

 

 

●人生の後悔とその肯定 ~「もしそうなれたら」

ザ・マンの背景は劇中で詳細には描かれていないけど、「独白」を聞く限り、

誰にも理解されず、貶められ、虐げられ、蔑まれ、騙され、裏切られて、どうしようもない環境の中で自分でも犯罪を重ねてしまって、ろくでもない辛い人生を送ってきて、

「なんでこうなるんだ、なんで俺の人生はこうなんだ」とずっと苦悶していて、

しがらみばかりが絡みついたこの身体をもう捨て去りたい、楽になりたい、飛び去りたい、とずっと思っていたのだろうなと想像できます。

 

そうやって必死で脱獄して逃げてきた先で、偶然出会ったスワローに

「もしそうなれたら なんて寂しい言葉」

という言葉をかけられて、やっと救済されるのです。

 

「もしそうなれたら もし取り戻せたら もし蘇るなら

なんてさみしい言葉」

 

たくさんの失ったもの、犯した罪、抱えた悩みも含めて、存在の肯定。

自分が望む通りに生きられない、ままならない人生、それをようやく肯定される。

 

今回の演出ではスワローがそう歌う時に、納屋の中に降り注ぐ光が十字架の形になります

ザ・マンがその瞬間に強烈に救われたことがとてもわかりやすく、美しいシーンでした。

日生劇場の1階席からだとわかりにくい、と言うかほぼ十字架の形が見えなくて、GC階か2階席からでないと気付けないのは、少しもったいなくて、でも特別な感じもしました。

 

 

●ザ・マンを救う愛

以上の通り、「もしそうなれたら」の言葉とメロディは、この作品の中では重要なキーワードです。

このメロディは冒頭、スワローが子猫たちを引き上げて助けた時にも流れています。

つまりスワローの慈愛を表現しているのが、この「もしそうなれたら」のメロディなのかなと。

 

ザ・マンはそのスワローの慈愛に救われるわけですが、もう一つのザ・マンを救う愛。

それは子供たちからの純粋な愛。

お話を聞かせてくれたザ・マンに、子供たちは次々と、自分の大切なもの=自分の愛を与えます。

どうしてそうしたかと言うと、ザ・マンがお話を聞かせてくれたから。

つまり、ザ・マンも子供たちに愛を与えていたから。本人としては、場をなんとか収めるためという意味しかなかったのでしょうが、子供たちにとってはそうではなかった。

子供たちからの純粋な愛を受け取って、ザ・マンの中に変化が生まれていきます。

その変化や行為も、彼の救済に繋がるのかなと思います。誰かとの愛のやりとり。

 

 

●ザ・マンがスワローに与えることができたもの

ザ・マンはスワローに強烈に救われたわけですが、スワローもザ・マンに強烈に救われて、2人の繋がりは深くなっていきます。

スワローと子供たちは、ザ・マンのことを「イエス様の生まれ変わり」と信じ切っていましたが、もちろん本当のところは違いますし、スワローが望むような、死者を復活させる奇跡を起こせるわけではありません。

 

では、ザ・マンはスワローに何を与えることができたのか。

 

それは、スワローが抱える悩みに答えを与えられた、ということだと思います。

誰も答えてくれなかった、父親すら顔を背けて答えてくれなかった悩みに、ザ・マンだけが答えを与えてくれた。(本人にそのつもりがなかったとしても)

 

「スワロー…人生は複雑なんだよ。物事は、ただ起こるんだ。

信じられないようなことが、わけもわからないままに。」

 

その言葉にスワローは救われた。

母親を亡くして以来ずっと抱えていた苦しみ、やり場のない孤独感から抜け出せる道を、ようやく示してもらえたのでしょう。

これはどうしようもない人生を送ってきたザ・マンにしか与えられなかった言葉で、だからこそこの2人が出会うことに意味があったのだろうと思えます。

「もしそうなれたら」で後悔ばかりの人生を肯定されたザ・マンでしたが、ここへきて彼にしかできない救済行為を行うことで、今までのどうしようもない人生がようやく報われたのだなと。

エイモスにしかキャンディを救えないことと同じだと思います。その人でなければ救えない存在があるということ。誰かにとって自分が必要な存在であるということ。

 

 

●スワローがザ・マンをどう思っていたか

「スワローはザ・マンのことをイエス・キリストの生まれ変わりだと信じ込んでいた」と、あらすじにもありますし、ブーンもエイモスもザ・マンも、彼女が最後までそう信じていたと思っているようでしたが、私は観ていて、スワローにも心境の変化があったのではと感じました。

 

ざっくり書くと、

「この人はイエス様に違いない」

→「この人はやっぱりイエス様じゃないのかもしれない」

「この人がイエス様じゃないとしても、イエス様が私のためにこの人を遣わせてくださったんだ」

という流れ。

 

詳細に書きたいので、次の「プアベイビーの子猫が死んでしまった後の納屋でのシーン」を覚えている限り書き起こしつつ、スワローの心境の変化を想像していきます。

 

(プアベイビーの「どうして子猫は死ななければいけなかったの?」という問いにうまく答えを与えられず、「ほらね!だからこの人はただの人間だって言ったじゃん!」と言い捨てられてしまったザ・マンと、2人きりで納屋に残るスワロー)

スワロー「ごめんなさい、あの子ちょっと動揺してて…」

ザ・マン「ああっ、っ、タバコがあればな…」(小声でこぼす)

スワロー「えっ?」

ザ・マン「つまり俺が言いたかったのは…!みんな死ぬってこと!

子猫だって死ぬ、チャーリーだって死ぬ、君のお母さんだって、、死ぬんだよ…」

スワロー「っ、つまり、特に意味はないってこと…?」

ザ・マン「意味なんか見つけられないってこと。」

スワロー「でもあなたはっ…!」

 続きに「神の子なんでしょう?」と言いかけて止まったのだと思います。

 俯いて、「この人は本当はイエス様じゃないのかもしれない」という思いが一瞬過ぎります。

 でもスワローのその様子に気付かないザ・マンは続けて、

ザ・マン「スワロー…人生は複雑なんだよ。物事は、ただ起こるんだ。信じられないようなことが、わけもわからないままに。」

 そこで強烈に救われるスワロー。

 「ああ、神様は私のためにこの人を遣わせてくださったのかもしれない」

スワロー「あなたの時もそうだった…?」

ザ・マン「まあ、そんなところかな…」(逃げるように立ち上がる)

スワロー「…わかってないんですよ!みんな、あなたが本当はいい人だって、わかってない…だからみんなしてあなたを…」

 「追いつめて殺そうとしている」というような感じで、町の人たちのことを言いたかったのだと思います。でもザ・マンは、まだスワローが自分をイエス様と信じていると思っているので、

ザ・マン「磔にした?」

 その言葉を肯定も否定もせず微笑むスワロー。

スワロー「でも私はわかってます。それに、あなたを愛しています。」

 「イエス様じゃないとしても。」という意味だということに、自分で言った後に気付くスワロー。ハッとして立ち去ろうとします。ザ・マンはその腕を掴んで、

ザ・マン「っ、おやすみのキスをしてくれる…?」

スワロー「…今晩死にかけたけど、怖くなかった。あなたがそばにいてくださるって、わかってたから。」

 

このシーンを経て、スワローも、キリストの生まれ変わりとしてのザ・マンではなく、後悔ばかりの人生を送ってきたザ・マン自身を必要とするようになっていくのです。

 

 

●「誰もあなたのように見てはくれなかった」

スワローがザ・マンを納屋に匿っていることが町の人たちにバレてしまい、クライマックスの納屋のシーンでは、お互いのことを守りたいザ・マンとスワローで激しい攻防となります。

スワローを巻き込みたくなくて、どうにかこの場から立ち去らせようとするザ・マンと、彼のことをひとりきりで死なせたくないスワロー。

「俺はろくでもない奴なんだ、イエス様じゃない、どうして信じてくれないんだ」と激しく訴えるザ・マンに、スワローは「私には本当のあなたがわかってる、あなたは蘇ったって信じてます」と何度も強く言い返します。

ザ・マンはきっとその言葉もキリストの復活のことだと思っていたのでしょうけど、スワローが言いたかったのは、この納屋の中で、ザ・マン自身の魂が蘇ったということだと思います。

今まで不本意に酷い人生を送ってきたのだとしても、あなたは私を救ってくれた。

余談ですが、スワロー=ツバメは、キリスト教では「復活」の象徴とされているそうです。

 

言い合いの中で「私には何もない…!」と崩れるスワローに向かって、ザ・マンは「それは違う!そんなこと言うな!」と叫んで、「キス(A Kiss Is a Terrible Thing to Waste)」と同じメロディで「人生なんて後悔だらけ」と訴えて、崩れます。

「もしそうなれたら」が救済のメロディなら、「キス(A Kiss Is a Terrible Thing to Waste)」は後悔のメロディなんでしょうね。

ザ・マンのもとに駆け寄るスワロー、「誰もあなたのように見てはくれなかった」と歌う2人。

あなたが、あなた自身が必要、という思いが通じ合ったのだと思います。

 

誰かに必要とされること。

お互いを必要として、思いを分け合うことが愛。

人生は後悔だらけで思うようにいかないけれど、そんな自分だからこそ誰かを救えたり、誰かに必要とされたりすることがある。

 

そういったメッセージかなと思いました。

スワローを抱き締めて、彼女のことを汚せないというように恐る恐るおでこにキスをするザ・マン。その光景は本当に美しかったです。

 

スワローに最後の嘘をついて追い出して、一人で納屋に残り、火をつけるザ・マン。

燃え落ちた後には、納屋の梁が十字架の形となって残ります。

彼の魂は身体から飛び去り、救済されたのでしょう。

 

 

●神のしるし

この作品のテーマは、ブーンが歌う歌のフレーズにヒントがあるように感じます。

「もし彼女がいれば言うよ

人生はつらい でも生きるの

大事なことはそこにある

神は我らを導きたもう」

(今抱くもの(Grown Ups Kill Me))

 

「あの風に吹かれてごらん

空高く翼広げ解き放たれよう

友よ決して離れない

あなたのしるしすべて受け止める

そう最後まであなたのそばに」

(ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド(Whistle Down the Wind))

 

この「Whistle Down the Wind」は、神と私、の視点の曲なのだと思います。

 

ままならない人生。

祈りの言葉がすべて届くわけではない。

理不尽なことは理由もなく起こる。

でも懸命に生きて、生き抜いて、愛とともに生きれば、救済は訪れる。

神様が与えてくださった愛のしるしを決して見逃さないこと。

 

ロイドウェバー氏はそういったことを伝えたかったのでしょうか。

 

ザ・マンはどうしようもない人生の最後に救われた。

しがらみばかりの身体から解き放たれて、魂が救済された。

スワローは出口の見えなかった悩みの渦の中から救われた。

ザ・マンと過ごした時間は、スワローがこの先の人生を生きていく中で光になる。

 

 

●神の救済

ザ・マンがスワローと子供たちによって救済される様子を見ていると、『レ・ミゼラブル』の冒頭で、ジャン・バルジャンが司祭に救われて生まれ変わるのと同じだなあと思います。

「愛することは神様のおそばにいること。」

キリスト教徒にとって、人生とは天国への旅路なのでしょうね。

スワローとブーンが、レミゼでもコゼットとバルジャンを演じてらした生田さんと福井さんだというのは、観ていてなんとも不思議な感覚でした。

 

 

●まとめ

この『ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド』という作品が日本で上演されるまでに時間を要したのは、こういったキリスト教信仰や、舞台となっている土地の人種差別意識などを肌感覚で理解することが、なかなか日本人には難しいからなのでは、と個人的には思っています。

蛇遣いの集団のこともわかりにくいですよね。個人的に調べた限り、彼らは「サーペント・ハンドラ」と称される宗派なのかなと思います。

(参考:「サーペント・ハンドラーズ(serpent handlers)について」

 「サーペントハンドラ」 )

未知の脅威に混乱して集団ヒステリーを起こしている民衆の、不安な心の隙間に怪しい宗派がつけ入ってくる、ということかなと。

そうやって惑わされてしまう人々と、純粋な信仰心を忘れないスワロー、という対比になっているのでしょうか。

私はキリスト教徒ではない上に勉強不足ですので、ひとつずつ調べた知識や、物語の中から受け取った感覚を頼りに想像していくことしかできませんが、そうやって想像をしていくことで、自分とは異なる文化圏の人々にも思いを馳せたり、共通の感覚を知ることができるのではと思います。

 

こういった作品が限られた人の目にしか触れられなかったのは非常に残念なので、是非再演や、映像化、音源化を希望したいところです。

 

 

 

 

 

 

 

●推したちのこと

作品の考察だけでめちゃくちゃ長くなってしまったので書くか迷ったのですが、せっかくなので少しだけ。

 

2人とも更に歌が上手くなっていて驚きました。

音域も更に広がって、「独白」のロングトーンでも一度も途切れなかった春馬くん。

低音が更に魅力的になっていた壮一くん。

2人のお芝居も本当に好きだなと、観ながらずっと思っていました。

共演と言っても、2人が同時に舞台上にいるシーンはそんなに多くはないんだろうなとは予想していて、実際その通りだったのですが、唯一一緒に歌う「キス(A Kiss Is a Terrible Thing to Waste)」が本当にカッコよくて、2人の歌声が大好きなので同時に歌われると脳を引っ掻き回されるみたいで、まだまだ全然見足りませんでした!笑 あの瞬間、日生劇場で一番幸せだったのはきっと私です。

 

この作品をずっと楽しみにしていたけど、観る前は少し不安もありました。2人を同時に見たら、好きという感情の量に差が生まれてしまうんじゃないかとか。

でも実際に観劇したら、2人とも大好き!!!!!という感情しか生まれなかったし、その大好きの種類もそれぞれちょっとだけ違うな、ということにも気づきました。

2人の共演を見ても大丈夫だということがわかったので、是非また共演をお願いしたいです。笑

 

ファンの贔屓目かと思いましたが、2人の声の相性も、演技の相性も良いなと感じたので…。まあ、演技の相性が良いのはそりゃあ同じ指導のもとで育ってきたのでしょうから当たり前かもしれませんが。

スリル・ミー(平間私・春馬彼)とか、RENT(平間マーク・春馬ロジャー)とか、デスノート(春馬月・平間L)とか、髑髏城の七人(春馬捨之介・平間霧丸)とかが観たいな!!!!!!!(突然欲望を爆発させる)

 

地方公演も含めて2人の回は15回ほどを観劇する予定が、6回だけになってしまって、本当に残念でしたがでも後悔はないです。

この酷い状況の中で、一度も幕が上がらなかった作品もたくさん生まれてしまって、あの1週間は夢の逃避行のようでした。

それでも個人的にはまだまだ全然観足りないので、WDTWの再演も、別作品での再共演も望みます!!!待ってます!!!!!

 

皆さまどうぞ生き延びて、また劇場でお会いしましょうね。

ご自愛くださいませ。

ポルノグラフィティの今回のツアーがヤバイから全人類3/20WOWOW生中継見て

※こちらの記事は現在開催中のポルノグラフィティのツアー、『BUTTERFLY EFFECT』に関するネタバレ要素(主に演出面)が含まれているため、これから参戦予定の方は絶対に読まないでください。※

※主に最近のポルノグラフィティをあまりご存じない方向けに書いています。※

※全人類にBUTTERFLY EFFECTツアーを見てほしい※

 

 

 

 

 

今のポルノグラフィティがヤバイのでできる限りたくさんの人に見てほしい話です。

BUTTERFLY EFFECTツアーの何がヤバイのか。

 

 

 

〇誰も予想できない始まり方

ライブ前って、熱心なファンほど「1曲目は何の曲かなー?」っていう予想大会を開催しますよね。自分の中だけでも、ファン友達との会話の中でも。

今回に関しては、誰もその「1曲目」を当てられた人はいないのではないかと個人的には思います。

いたとしたら相当ひねった考えのもと予想されてますね。

この曲が1曲目に持ってこられたというだけでも、「このライブはいつもとは何かが違う」と感じる要因になっていると思います。

 

 

 

〇紗幕を使った美しい演出

 

これまでのホールツアーでは、ステージ上にサイを出現させたり、上下に動く複数のリングを出現させたりしてきたポルノグラフィティですが、今回BEツアーのステージセットはいたってシンプル。

ステージ前方、中央に提げられた紗幕(薄いスクリーン)をそれぞれ上下させ、そこに映像を映すことでライブが彩られていきます。

その映像がどれも素晴らしく美しくて、楽曲に合っていて、世界観への没入度を更に高めてくれます。ポルノのライブ特有の美しいライト演出と合わさると更に幻想的。

 

前方の紗幕が完全に下りている時は、薄い幕の向こうに確かに歌っているひと、演奏しているひとは見えるのに顔がはっきり見えない、という中で彼らの音楽に全身をゆだねている状況が、不思議な浮遊感を感じさせてくれます。

 

 

 

〇メンバー個々の力がぶつかり合う

 

ポルノのライブって、今まではあまり激しい個人主張は出さずに、あくまで「ポルノグラフィティ」としてサポートメンバーも一体となって素晴らしいものを見せてくれていたと思うのですが、

今回は明確に個人それぞれが魅せるターンがあります。

でもそれは決して決別ではなく、岡野昭仁新藤晴一、2人それぞれが持つ力を最大限表現したパフォーマンスを行うことで、ポルノグラフィティとしての総合的な力を更に高める儀式のようなものだと私は感じています。

それを証明するかのように、本編終盤のある楽曲では、昭仁さんの声と晴一さんのギター、それぞれをぶつけ合わせるパフォーマンスを見せつけてくれるので、最高にシビれてしまいます。

昭仁さんが特に好きな人も、晴一さんが特に好きな人も、2人が一緒に並んでいるのが好きな人も、ポルノグラフィティを好きな人は全員打ちのめされてしまうとんでもないツアーです。

 

特に晴一さんのターン。ポルノグラフィティの詩世界を愛する人で、あのパフォーマンスが響かない人はいないと思います。

いわゆるポエトリーリーディングと呼ばれるものでしょうか。

ずっと愛してきたあの楽曲に、まだこんなに新しい意味を持たせてくれるのか、と驚愕しました。

 

余談ですが私は以前からamazarashiというバンドも好きで、BEツアーで最初に紗幕を見た時は「amazarashi…?」と思いましたし、この新藤さんのポエトリーリーディングを見た時も「amazarashi…?」と思いました。(いずれもamazarashiのライブの特徴なんです)

個人的に好きな2つのバンドが交差したような不思議な感覚を覚えました。

このターンは、もしかすると森雪之丞さんの詩の世界観が好きな人にも刺さるのでは、と、昨年拝見した朗読会の雰囲気も思い出しながら見ていました。(『扉のかたちをした闇』江國香織×森雪之丞 | 小学館

 

昭仁さんのターンは、ただただ岡野昭仁というボーカリストの凄みに撃たれ、その圧倒的な声に包まれて涙する時間でした。

 

 

 

〇演劇的な構成

 

ポルノのライブのセットリストって、だいたいは序盤と終盤にアップテンポな曲や有名曲が固まっていて、中盤にはミディアムテンポやスローバラードなどの聴かせる楽曲があるという構成で、BEツアーもその構成に則って進んでいくのですが、その「深度」がいつもより更にえげつないと個人的には感じています。

中盤の「聴かせる」楽曲たちの陰性っぷりが半端じゃない。

特にツアー期間の後半ではセットリストに若干の変更があり、ひだまりの中からそっと背中を押してくれるようだったある曲が消え、より陰性の強い楽曲になってしまったため、よりえげつない。(褒めています)

音楽に身をゆだねているうちに否応なく自分の内面と見つめ合わされ、心の奥底まで進んで行き、ライブ終盤に差し掛かると途端に明るい海面へ手を取って引っ張り上げられ、明日へ向かってばーーーんっ!!!と背中を押して放り出してくれる。

ポルノのライブが背中を押してくれるのはいつものことですが、今回は深度が深いぶん、放り出された時の衝撃がすごい。少し戸惑ってしまうほどの、今までにない感覚に圧倒されてライブの終わりを迎えていました。

何か、そういう組み立てられたストーリーに身をゆだねているようでもあり、とても演劇的な感情の動き方だなあと個人的には感じています。

 

 

 ***

 

 

いろいろな要因が合わさり、ポルノグラフィティが「進化」「深化」し続けた結果が今回のツアーには表れているのだと思います。

それをできる限りたくさんの人に体感してほしい。

人生が変わりますよ。(あやしい宗教ではありません)

 

生中継!ポルノグラフィティ 15th ライヴサーキット “BUTTERFLY EFFECT” http://www.wowow.co.jp/detail/111946/001 

そんなライブの神戸公演が、WOWOWプライムにて 3/20(火) 18:30より生中継されます。

ネタバレをどこまで記載するか悩んでいたらこんなギリギリの投稿になってしまったのですが、是非1人でも多くの人に見てほしい。

お時間合えば、録画予約が間に合えば、是非よろしくお願い致します。

 

 

また、本来はこの神戸公演がツアーファイナルだったのですが、諸事情により、今回はこの後に振替公演が3公演(郡山、八王子、横浜)残されています

オンエアを見てもし興味を持たれた方は、残り3公演のチケットを探してみるのはいかがでしょうか。やはりライブは生で体感するのが1番です。

 

 

 

 

そして3/21(水)発売の45枚目のシングル、『カメレオン・レンズ』も、今のポルノグラフィティのヤバさが存分に詰まっている最高の楽曲なので是非買って聴いてください。

www.amazon.co.jp

MVも、40代のおじさん2人の色気が存分に引き出されいて最高にヤバイので見てください。

youtu.be

 

3/23(金)19:00からは、MUSIC STATION 2時間SPにも出演します。

そちらもお時間合えば是非ご覧ください。

 

 

 

 

 ***

 

最後に、これだけはどうしても言わせて頂きたいのですが、アミューズさくら学院周辺、また劇団プレステージ、特に今井隆文さんをお好きな方は、今回のポルノグラフィティのライブ、見てください!!!!!どうしてかは、今はまだ言えないのですが、見るときっと良いことがあります…見ればわかります…とにかく見てください!!!笑

(推し事に)ガントチャートダイアリーのすすめ

今年もあと2ヶ月を切りましたが、皆さま来年の手帳の準備はお済みでしょうか?

まだ、という方、その中でも特に「何かしらのオタク現場を抱えている」という限定された層の方に向けて、個人的に少しおすすめしたいな、というものがあり記事を書き始めました。

 

それがガントチャートダイアリーです。

 (参考: 2018年におすすめ!ガントチャート手帳6つの特徴と比較まとめ | フムフムハック )

 

もともとは、ビジネスで複数のプロジェクトの工程管理をする際などに用いられた表だそうですが、

私はこれを複数のオタク現場の管理に使っています。

 

 

 

 

●きっかけ 

私が現在主に追いかけている対象は、邦楽バンドと、舞台メインの若手俳優です。
この推し俳優さんの予定の管理がなかなか困りもので…舞台って公演期間が長いものは1ヶ月以上にもなるし、ミュージカルで、ダブルキャストの役が複数重なる公演になると、公式サイトのキャストスケジュールを見てもなんだか混乱してしまう。自分専用の予定表が欲しい…!と思ったのがきっかけでした。

手帳のフォーマットの種類って、マンスリーのみの基本的なものから、ホリゾンタル、バーチカル、週間ブロック、、、と、いろいろあって、今まで一通りのものは試してみたのですが、どれもいまひとつ自分の使い方にはしっくりこなくて、

「マンスリーページの他に、1ヶ月の流れを見開きで見渡せるようなページがある手帳が欲しい」と考えていたところ、出会ったのがこのガントチャートダイアリーでした。

エクセル等で表を作ってPCで管理している方もいらっしゃるのではないかと思いますが、アナログで手元で管理する方が自分には向いていると思い、この方法に落ち着きました。

 

 

 

●使用例①  

直近で一番参考になりそうなのがミュージカル「RENT」の公演期間のものなのですが、この期間私ぶっ飛んでたので何回行ってるのかとかは深く突っ込まないでください。表が見苦しいのもご愛嬌でお願いします。 

 

今年は「マンスリーページ」+「ガントチャート3段+下はメモ欄」の形式のものを使っていました。

 

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表の一番上の段が本命の推し事。下2段はそれ以外の舞台、ライブ、イベントやその他プライベートの予定、という感じで結構適当です。

 

〇印が推しが出演する公演。〇の上に書いてある数字が開演時間。文字は推しの役以外のダブルキャストの頭文字です。

(例えば、7月2日は18時開演で、ロジャー役ユナクさん、ミミ役ジェニファーさん、モーリーン役上木さん)

 

 

キャストスケジュールが発表される。

推しが出演する公演のみを〇印で書き出す。

それを見ながら行きたい公演を決め、後で消せるようにシャーペンで塗りつぶす。

行きたい公演のチケットが取れたらピンクのペンで塗りつぶす。

という感じでチケット手配を進めています。

 

下段のメモ欄はチケット先行の日程や、どの先行でいつの公演のチケットを取ったのか、譲って頂いたりご協力頂く場合はどなたにどの公演をお願いしたのか、とか、そういうことを書いて管理していました。が、けっこうぐちゃぐちゃです。

このページは基本的に自分が見てわかればいいかなあという感じで書いています。

予定が確定したら、マンスリーページの方にも清書します。あくまでスケジュール管理のメインはマンスリーページで、ガントチャートページは未確定の予定を動かしていくものという意識です。

 

 

 

●使用例② 

遠征する場合です。

8月の、左が愛知公演、真ん中が大阪公演、右が福岡公演でした。 

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通常と比べてそんなに変化はありませんが、メモ欄に遠征の予定を書いていました。(夜行バスや新幹線の出発時間、宿泊するホテルの名前と連絡先、宿泊先から会場までのルートなど)

 

余談ですが、ここでは何も記入していない13日にも実は予定が入っていて、野外フェスの翌日にスタンディングライブ2本ハシゴでした。さすがに体にきました。

そんな感じで、ガントチャートページには書かずに直接マンスリーページに書き込む場合もあります。結構適当です。 

 

 

 

●使用例③ 

本命の予定が重なった時は、それぞれ一段ずつに書きます。

 

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来年の分で、不精して塗りつぶしはまだできていないのですが…

バンドのライブツアーは地方公演もたくさんありますが、行く行かないは書いてから考える!という意識で、とりあえず全部書き出しています。

でもたぶん今回は東北九州はスルーかな…「TENTH」はキャスト割が特殊なので、このページの写っていない部分にぽつんぽつんと〇印があったりします。

 

 

 

●使用例まとめ 

ガントチャート部分は、

・本命1 

・本命2 

・それ以外のライブ、舞台、イベント 

・仕事、その他プライベート 

など、自分の使いやすいように記入欄を決めて管理できることが利点だと思います。

また私は実践できていませんが、「チケット手配」用の欄を作って、各種チケット先行の締め切り日などを記入していけば、申し込み忘れなどを回避できるのではないかなあと最近は考えています。どなたか実践してみてください。

 

 

 

●実際に使っている手帳 

使い始めた昨年は、アートプリントジャパンの、こちら( 2018年手帳 ガントチャートダイアリー イエロー 1000092032 | 2018年手帳,ガントチャートダイアリー | | A.P.J.オンラインショップ )と同タイプのものを使っていました。

が、使っているうちに「ページの全面がガントチャートである必要はないな、半分ぐらいがメモ欄になってるものがいいな」ということに気付き、

今年はカミオジャパンのこちら( https://www.amazon.co.jp/dp/B073V24DLH/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_dSXcAbHM95BGS )と同タイプのものを使っていました。

中身は使い勝手が良かったのですが、A5サイズだと日常使いには少し大きいと感じたため、B6サイズのものを探し、

来年分はアートプリントジャパンのこちら( 2018年手帳 ガントチャートダイアリー ピーナッツ(スヌーピー) ホログラムグレー 1000091932 | 2018年手帳,ガントチャートダイアリー | | A.P.J.オンラインショップ )のものにしてみました。中身もかわいくてワクワクします。

 

ミドリのこちら( ダブルスケジュールダイアリー 進行|ミドリ 2018年 手帳・ダイアリー特集 )も使いやすそうで迷いました。

また、一時期話題になった貼暦( 貼暦(ハルコヨミ)ヨコ組 - shop icco nico )を使えば、自分の好きな手帳でガントチャートのような使い方ができるのではないかなあとも考えています。

 

どのような形式の手帳が合うかは使う人の好みによると思いますので、皆さん自分の理想の形を見つけてみてください。

もしもこの記事がその一助になれていたら幸いです。

皆さん素敵なオタクライフを!

 

AAA2016に向けて~③ポルノグラフィティ

Act Against AIDS 2016に向けて、勝手に紹介企画。

①→ AAA2016に向けて~①『ラディアント・ベイビー ~キース・ヘリングの生涯~』 - 切り裂く興奮で呼び戻す君よ 

②→ AAA2016に向けて~②『Kinky Boots(キンキーブーツ)』 - 切り裂く興奮で呼び戻す君よ 

 

 

 

さて遂にきた、人生を狂わされてはや十数年、すべての元凶、ポルノグラフィティのターン!!!

 

でもポルノさん、今年のAAAでは「例年と趣向を変えて」BEGINの島袋優さんとのコラボユニットで魅せてくれるそうなので、正直何の曲をやるのかファンも全く予想がついてません!!!笑 

(参考:公式STAFFレポート→ AAAに出演決定!! 今年は… 

メンバーは、主催する岸谷五朗さんからのオファーを受け、「毎年出演させて頂いているからこそ、いつも通りのポルノをやるんじゃ面白くない!
例年とはひと味違ったステージを見せて、武道館を盛り上げたい!」という想いから、今回のコラボユニットが誕生しました!

当日は、洋楽カヴァーをはじめ、今年のAAAでしか見られない、一夜限りのコラボレーションとなりますので、どうぞご期待下さい!

 

ええっ洋楽カバー?いったいどんな曲を…楽しみだなあ、めちゃくちゃ楽しみ、

そもそも昭仁さんの歌声が大好きなのであの声でまた新しい曲が聴けるなんて。

ポルノさん、AAAは有難いことにほぼ毎年呼んで頂いてるので(私がファンになって以降で出演してなかったのって2009年の1回だけだったような…?)、去年みたいなド直球ポルノのライブも最高ですけど、たまにはこういう変わったステージも良いですよね~春馬くんとのコラボもまたやってください~私2014年見れてないので~;;

 

 

カバーも楽しみなんですけど、ポルノグラフィティの現在の最新シングル「LiAR / 真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ」(両A面)(宣伝)が、11/9に発売されて以降生で聴くチャンスがとってもとっても少ないので(今のところテレビ収録の観覧と広島でのイベントだけ)、武道館で聴けたらめちゃくちゃ嬉しいなあ…!!やってくれません??

どちらもポルノらしさもありつつ、新鮮に攻めている良曲です。

 

youtu.be

 

youtu.be

 

「LiAR」は歌詞の構成が繊細で美しくて、「真っ白な~」はマシンガンで撃ち抜かれるような衝撃。どちらも違ったポルノグラフィティの魅力。

前者は最初に音源を聴いた時、不倫ドラマの主題歌なの?って思いましたし、後者もアニメのOPみたいだなあと感じたんですけど、どちらもタイアップらしいタイアップついてないんですよねえ…もったいない…

あっ「LiAR」はスッキリ!の11月ED曲に使って頂いてますね。朝から全然スッキリしない高カロリーソングなんですけど良いんですかね。

 

「真っ白な~」はもうめっちゃくちゃロックでカッコよくて、テンポも速くて、「ああこの人達遂にカラオケで親しまれること放棄したのかな」「岡野昭仁以外誰が歌えるんだよ」といった印象も受けたんですけど、もしこれを武道館で聴けたら…!!!ちょっともう想像しただけで最高ですしたぶんもし当日やってくれたらその後の私使い物にならないと思うのでできればポルノさん優さんのコーナー最後に持ってきてほしいですね。キンキーもラディアントもちゃんと楽しみたい。(切実)

 

PV再生してくださった方はお気付きかもしれませんがこの2曲、映像がリンクする仕掛けが施されています。

こちらが同時再生verです。↓

youtu.be

 

世の2人組大好き人間が過敏に反応するワード、中合わせ…!!!

高校時代に出会ってから共に歩み続け、音楽業界の数多の荒波を乗り越え、42歳になった今、お互いに背中を預けてギターをかき鳴らし力の限り歌うおじさん達のシルエットがこんなにハートにズシンとくるものだとは…!!

普段はなるべくこのワード使わないようにしてるんですけど解禁しますね、尊い

 

 

もうポルノに関しては好きとか嫌いとかもうわからなくなってるんでこれ以上もう何も書けないんですけど、とりあえず新曲最高だから聴いてくださいお願いします、お願いします…!!

 

あわよくばシングル買ってください。(宣伝)

LiAR / 真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ(初回生産限定盤)(DVD付) SME - Amazon

今なら初回生産限定盤には今年5月に出たシングル「THE DAY」のライブ映像もついてきちゃいます。こちらもめちゃくちゃカッコイイ熱いロックチューンで最高なんです…!

youtu.be

 

「LiAR / 真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ」の初回盤を買えば、1600円で今年のポルノのシングル網羅できちゃうお得な仕様になってますので興味あれば是非手に取ってみてください♪

あっアスマートでの送料合わせに悩んだ際にも是非(笑)

www.asmart.jp

 

 

あと、本日11/29(火)19:00からの日テレ系「ベストアーティスト2016」にもポルノグラフィティ出演しますので、お時間あれば是非気にかけてくださいませ~

 

 

 

 

 

AAAが楽しみ過ぎて、いてもたってもいられなくて、こんなブログ連投したんですけど、当日までに燃え尽きないように体調を万全にして、ひとつひとつを楽しめるように、あと2日、頑張って生きたいと思います。

終わった後はどうにでもなれです。

嘘です。まだハンサムがある。

ん~~~読んで頂きましてありがとうございました!どなた様にとっても楽しいイベントになりますよう!

AAA2016に向けて~②『Kinky Boots(キンキーブーツ)』

Act Against AIDS 2016に向けて、勝手に出演作品紹介企画。

①→ AAA2016に向けて~①『ラディアント・ベイビー ~キース・ヘリングの生涯~』 - 切り裂く興奮で呼び戻す君よ 

 

 

ふたつめの作品は、『キンキーブーツ』

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(公演公式サイト→ http://www.kinkyboots.jp/home/ )

(公式Twitterhttps://twitter.com/Kinkybootsjp )

 

 

◎ストーリー

イギリスの田舎町ノーサンプトンの老舗の靴工場「プライス&サン」の4代目として産まれたチャーリー・プライス(小池徹平)。彼は父親の意向に反してフィアンセのニコラ(玉置成実)とともにロンドンで生活する道を選ぶが、その矢先父親が急死、工場を継ぐことになってしまう。
工場を継いだチャーリーは、実は経営難に陥って倒産寸前であることを知り、幼い頃から知っている従業員たちを解雇しなければならず、途方に暮れる。
従業員のひとり、ローレン(ソニン)に倒産を待つだけでなく、新しい市場を開発するべきだとハッパをかけられたチャーリーは、ロンドンで出会ったドラァグクイーンローラ(三浦春馬)にヒントを得て、危険でセクシーなドラァグ・クイーンのためのブーツ“キンキーブーツ”をつくる決意をする。
チャーリーはローラを靴工場の専属デザイナーに迎え、ふたりは試作を重ねる。型破りなローラと保守的な田舎の靴工場の従業員たちとの軋轢の中、チャーリーはミラノの見本市にキンキーブーツを出して工場の命運を賭けることを決意するが…!

(公式サイトより引用)

3分でわかる!ブロードウェイ・ミュージカル「キンキーブーツ」〈来日版〉 - YouTube

 

2005年に公開されたイギリス映画『キンキーブーツ』をもとに、シンディ・ローパーが全楽曲を書き下ろし、トニー賞6部門を受賞した大ヒットブロードウェイミュージカルの日本版。

正直キンキーブーツ自体に関してはあり過ぎるほど情報があると思いますので、今回はAAAに向けて、楽曲紹介に特化していきます。

ちなみにドラァグ・クイーンとは、女性装で派手なパフォーマンスを行う男性のことを主に指しますが、「女性として見られる」ことが目的というよりは、男性達が理想として求める女性像を過剰に演出し、「女性のパロディ」を表現する目的の方が強いようです。drag(スカートを引きずる)が語源と言われていて、drug(ドラッグ、違法薬物)と混同されないようにカタカナではドラァグと表記されることが多いそうです。

そして、「kinky」には「変態な、性的に倒錯した」といった意味があります。

 

 

まずは日本版公演動画をご覧ください!

・エントレ

youtu.be

 

・エンタステージ

youtu.be

 

・Astage

youtu.be

 

・SPICE

youtu.be

 

アミューズ公式

www.youtube.com

 

キョードー大阪

youtu.be

 

 

キンキーブーツの魅力はたっくさんありますが、ひとつはなんと言ってもシンディ・ローパーが書き下ろした思いっきりキャッチーで刺激的な楽曲たち!!

 

親切なことに、ブロードウェイのKB公式が全楽曲をフルサイズでアップしてくれているので、英語verにはなりますが、お時間あったら是非聴きつつ読んでみてくださいね。(曲名をクリックするとYouTubeのページに飛ぶようになっています)

  1. Price and Son Theme/The Most Beautiful Thing in the World
  2. Take What You Got
  3. Land of Lola
  4. Charlie's Soliloquy ~ Step One 
  5. Sex Is In The Heel
  6. The History of Wrong Guys
  7. Not My Father's Son
  8. Everybody Say Yeah
  9. What A Woman Wants
  10. In This Corner
  11. Charlie's Soliloquy (Reprise) ~ Soul of a Man
  12. Hold Me In Your Heart
  13. Raise You Up/Just Be

 

今回のAAAへの登壇が発表されているのは徹平くんと春馬くんの2人だけですが、 キンキーの楽曲たちはどれも1曲だけでも映えるポップでキャッチーな曲ばかりで、しかもその主演2人、あるいはどちらかがメインになって歌っている曲が多くを占めているので、ラディアントとは反対に候補があり過ぎていったい何の曲を演奏してくれるんだろう…?とずっと考えています。

 

最有力なのはやはり「Raise You Up/Just Be」でしょうか。作品のフィナーレを飾る楽曲、もうめっちゃくちゃ、めっちゃくちゃ盛り上がる最高にハッピーなナンバーなんです!!!

歌詞もとても良くて、「落ちてても、萎んでも、錆びてても、引き上げてあげる!」って、この作品から伝わってくるエネルギーを象徴しているよう。

サビでのダンスは、公演期間の終盤には客席にもだいぶ浸透していて、カーテンコールでキャストを真似して踊っている人をよく見かけたので(私もその一人)、今回のAAAにもそれを期待して来る方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。簡単に覚えられる振りなので、動画で見ておいて少し踊れるように予習しておくと当日はより楽しめるかもしれません。

また「Everybody Say Yeah」も、ミュージカル関連のイベント等で取り上げられる際はよく演奏される楽曲のようです。一幕を締めるこちらも盛り上がる楽曲です。

キンキーブーツは他の多くのミュージカル作品と違って、客席で手拍子をしたり歓声を上げても許されるような空気があったものの、さすがに「聴かせて Say yeah!」という歌詞に客席から声を上げて反応するのは憚られたので、もし武道館でこの曲をやってくれて、「YEAH!!」と叫んで応えることができたらとっても楽しいだろうなと思います。

「Land of Lola」「Sex Is In The Heel」もイントロだけでテンションの上がる刺激的な曲で、ローラという存在そのものを象徴しているようで大好きな曲なのですが、エンジェルス(ローラの仲間のドラァグクイーンたち)がいないとパフォーマンスの醍醐味が少し損なわれてしまうことと、せっかく徹平くんもいるのにローラだけが歌うソロ曲で時間を取るのもなあという感じもするので、今回は難しいでしょうか。。

逆に、「Soul of a Man」と、「Hold Me In Your Heart」といった、チャーリーとローラそれぞれの終盤の大きな見せ場、聴かせ所であるソロ曲2つと、ローラの胸に迫る心情と2人のハーモニーが美しく切ない「Not My Father's Son」の3曲でバラードで攻めるのも素敵かもなあとか、いろいろ考えてしまいます。

私「Soul of a Man」も大好きで、徹平さんって歌も演技も凄く丁寧で安定していて素晴らしい役者さんなんだなあと知ることができた大切な曲なので、また生で聴きたいなあとずっと思っています。

あ、あと「What A Woman Wantsも大好きなんですけど、これも今回は難しいかなあ。 動画のレポートでもどこにも載っていないので、日本版サウンドトラックの発売が待ち遠しい理由のひとつです。

 

 

 

 

本当はね、日本版キンキーブーツの魅力をもっとひとつひとつ詳細に書こうとしてたんですけど、長くなり過ぎて12月1日に間に合わねえ、ということに当日まであと3日というところで気付いたので、今回は簡単な楽曲紹介のみに止まらせて頂きます。

 

キンキーブーツはストーリー自体を見るとわりと王道の展開で、全く複雑ではないです。歌唱シーンもライブみたいでとっても楽しいので、何も考えずに楽しんじゃえ!って姿勢で見るのにももちろん最適です。

でもその中で伝わってくるテーマ、それはこの作品を代表する「あるがままの自分と他人を受け入れる」「自分が変われば世界も変わる」「自分がなりたい自分になる」という力強い言葉以外にも、例えば父と息子の確執とか、女性蔑視とか、○○らしさの束縛とか、セクシャリティや人種等のマイノリティ問題とか、本当にいろいろ、作中の細かいシーンやセリフひとつひとつから感じることってきっとそれぞれあるはずで、見た人がそれぞれ何かを掬い取って、自分の人生に持ち帰って、その後の日常の中で時たまそれを取り出して思い返して、胸に仕舞って、また明日に進んでいくような、そういういつまでも消えないキラキラのエネルギーが詰まったとても魅力的な作品です。

 

今回で興味を持たれた方は再演の際は是非ご覧になってみてください。

 

 

 

最後にまた関連記事へのリンクを貼って締めとさせて頂きます。

あ~AAA楽しみ~!!

 

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